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悪夢の大学院入試




ついにこの時がやって来てしまったか

7月も終わりに近づき、周りは夏休みに入る喜びに浸っている頃、筆者はある重大な問題に直面していました。
重大な問題とは大学院入試です。
って、タイトルからして明らかか。

本当ならば母校だけを受ければよいのですが、筆者には不安がありました。
そこで、筆者は都内の某私立大学(R大)と地元の某国立大学(B大)も受けることにしました。
選んだ理由?
家から近かったからです。

とりあえず願書をもらわないと仕方がないので、早速R大に行って願書を受け取ってきました。
しかし、家で募集要項を読んでいたら重大な事実に気づいたのです。

既に試験は終わっている

そう、7月の中旬に大学院入試は行われていたのです。

こうしてR大は試験を受けず(受けられず)に不合格が決まってしまいました。
いや、不合格にさえなれなかったと言ったほうが良いかもしれません。(合掌)

緒戦に敗退(不戦敗)しながらも、次はB大に行きました。

ひ、広い

それがB大の第一印象でした。
敷地面積は少なくともうちの大学の何十倍(誇張ではない!)もあり、バスが巡回するほどの広さなのです。

そのため、さんざん回り道をしてしまい、大学院課の前までたどり着いたのは数十分後でした。
しかし、部屋の扉に張り紙がしてありました。

「願書の受付は某建物?号室にて」

これを見て願書をもらうには、その建物に行かなければならないと考えた筆者は焦りました。
既に時刻は事務がしまるまで1時間を切り、目的の建物はここから最も離れた場所にあったのです。

焦っていたせいか、さっきよりも学内を非効率的に移動して、時間ぎりぎりに目的の部屋に着きました。
しかし、部屋の扉には鍵が掛かっていたのです。
狼狽した筆者は慌てて近くの窓口の人に聞きました。
すると、願書の配布は大学院課でしているとの答えが!

(またあの建物まで戻るのか・・・もう受付時間を過ぎてしまったし帰ろうか・・・)

迷いながらも、筆者は大学院課まで戻り、職員に時間外勤務をさせて願書を受け取ってきました。(疲れた)

家に帰ると、とりあえず願書を読むことにしました。
すると、願書の受付は21日からの3日間となっています。

今日は・・・たしか20日
ということは21日って明日!?

もう少し遅かったら受験もできなかったのか
あの時、諦めて帰っていたらR大の二の舞だったのか

危機を切り抜けた安堵感に浸りながら、願書の入試要項を読む筆者。
だが、これは悲劇の序章に過ぎなかったのです。

次へ続く

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