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悪夢の大学院入試




1時間目 基礎科目(数学・物理)

試験開始後、物理の問題を見た筆者は愕然としました。 試験前に復習した箇所からは1問も出題されていなかったのです。
体調を悪化させた筆者の努力は全て無駄だったのでした。

「こうなったらやるだけやってやる!」

勢い込んで問題を解こうとした筆者はある重大な事実に気付きました。
その事実とは、車酔いして全力で問題をといていたら、ますます気分が 悪くなって、後の科目に悪影響がでるということです。
やむなく、筆者はペース配分を守って試験問題に取り組むことにしました。

1時間後

時計を見た筆者は焦りました。
残り時間は30分だというのに、半分も問題を解いていなかったのです。

(時間配分を間違えた。こんなことになるなら、過去問を見ておくべきだった。)

焦れば焦るほど、時間の流れが速くなるように感じる非情な事実。
答案回収時には、打ちひしがれた筆者の姿がありました。

数学 数学専攻だというのに未解答の問題があります。 評価:惨敗
物理 少ししか解けませんでした。もうおしまいです。  評価:絶望的

以上が1時間目の結果でした。

2時間目 基礎科目(英語)

「絶対に前の失敗を取り返してやる!」

1時間目での失敗に懲りた筆者は、最初から全力で試験に取り組みました。
大学受験でつちかった知識と技術を駆使して、ひたすら問題を解く、解く、解く。
こうして、1年ぶりに英語の文章を読むとは思えないほどの早さで問題に全て答えました。

(今回はうまくいった)

そんなことを考えながら時計を見た筆者。
すると、時間はまだ3分の2以上残っていました。
どうやら、急いで問題を解く必要は全くなかったようです。
その上、試験に没頭したせいで車酔いが悪化してしまったのでした。

(今回は時間配分どころか、ペース配分まで間違えた)

こんな状態で試験の見直しができるはずもなく、ただ時間だけが流れていって試験は終了してしまいました。

これから入学試験を受ける人に忠告しておきます。
最低でも過去問に目を通すくらいのことはしておいたほうがいい、と。

次へ続く

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